Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
平野 雅司; 渡邉 憲夫; 帯刀 勲*; 秋葉 博*
Transactions of 13th Int. Conf. on Structural Mechanics in Reactor Technology (SMiRT),Vol. 4, 0, p.695 - 700, 1995/00
加圧水型原子炉(PWR)における加圧熱衝撃(PTS)事象時の原子炉圧力容器の損傷確率を評価するために、確率論的破壊力学解析(PFM)手法が広く用いられている。この手法は米国では既に規制に採り入れられており、解析にはOCA-P、VISA-II等のPFMコードを使用することとしている。本研究では、物理モデルを検討する前段階として、両コードの数値解法を比較した。物理モデルの改良の効果を検討するためには、数値解法の特性を把握することが必須である。比較に際しては、両コードを用い、米国原子力規制委員会と電力研究所が主催したベンチマーク問題を解析した。解析の結果、物理モデル及びデータが同一でも数値解法に依存して圧力容器損傷確率に大きな差異が生じることが明らかになった。本論文では、差異の主な原因を明らかにし、両コードの数値解法上の問題点を指摘するとともに、問題点の改良方法を提案する。
蛯沢 勝三; 亀岡 裕行*; 竹内 勇*; 加治木 茂明*
Transactions of the 13th Int. Conf. on Structural Mechanics in Reactor Technology (SMiRT),Vol. 3, 0, p.591 - 596, 1995/00
安全上重要で耐震対策の難しい機器を免震構造化した場合の有効性を評価する手法を提案すると共に、評価用コードEBISAを開発した。このコードを用いて、機器免震構造化の有効性に係わる要因の影響評価を行った。対象とした機器は、過去の地震PSAで安全上重要な機器の1つとして挙げられている碍管付き起動変圧器である。対象とした要因は、免震装置の有無、免震装置のタイプの違い、免震装置の使用温度の違い、入力地震動の周波数特性の違い、入力地震動の水平及び鉛直成分の違いである。評価の結果、機能喪失の発生頻度が免震装置の有無によって約3桁違い、免震効果が高いこと、長周期成分の卓越した地震動より、短周期成分の卓越したものに対し、免震効果が高いこと、入力地震動の成分の違いによって有効性が影響を受けること等が分かった。
阿部 清治; 村松 健
Transactions of the 13th Int. Conf. on Structural Mechanics in Reactor Technology (SMiRT),Vol. 4, 0, p.647 - 652, 1995/00
PSAは安全関連因子を系統的に結合化する手法であり、より多くの因子を同時に考慮に入れればより良い意思決定ができるとの信念に基づいている。このため、PSAはその本来の性質として、対象範囲を広げようとする傾向がある。しかしながら、対象範囲が広がる程、より不確実な因子を考慮に入れねばならず、結果の不確実さが大きくなる。不確実さが大きくなり過ぎるとPSAの結果は使いにくくなるため、それによってPSAの対象範囲も制限される。そうすれば、当然、PSA結果の利用範囲も制限される。即ち、PSAの限界とは、主として、不確実さと対象範囲であり、PSAの利用でもそうした限界を考慮に入れる必要がある。日本の例として、個別プラントのPSA(IPE)を行ってそれに基づいてアクシデントマネジメントの装備計画を作成したが、そこでもこうしたPSAの限界についての考慮が払われた。
丸山 創; 七種 明雄; 伊与久 達夫; 塩沢 周策; 辻 延昌*
Transactions of the 13th Int. Conf. on Structural Mechanics in Reactor Technology (SMiRT),Vol. I, 0, p.581 - 586, 1995/00
HTTR実機炉内構造物の据付工事に先立ち、炉内構造物の組立状態の確認、シール性能及び流量配分特性の確認を行うことを目的として、炉内構造物の工場組立試験を実施した。試験の結果、炉心性能に悪影響を及ぼす漏れ流れに対して十分なシール性能を有していることが確認できた。また、炉心支持鋼構造物の構造健全性の観点から適切な流量配分特性が得られることが分かった。
石原 正博; 伊与久 達夫; 塩沢 周策; 神戸 護*
Transactions of the 13th Int. Conf. on Structural Mechanics in Reactor Technology (SMiRT),Vol. I, 0, p.575 - 580, 1995/00
高温工学試験研究炉(HTTR)の黒鉛構造物は、黒鉛素材の段階で受入検査として超音波探傷試験(UT)を行うことになっている。多孔質材料の黒鉛材料は、金属材料と特性が異なるため、既に確立されている金属材料に対するUT方法を、直接黒鉛材料に適用できない。このため、黒鉛素材に対するUT方法を策定し、これに基づいてHTTRの受入検査を実施した。本研究により得られた結論は以下のとおりである。(1)原子炉級黒鉛素材に対するUT方法を策定した。(2)ノイズエコー高さと引張強度に相関が認められた。(3)本UT方法をHTTRの受入検査に用い、その有効性を実証した。
石原 正博; 伊与久 達夫; 塩沢 周策
Transactions of the 13th Int. Conf. on Structural Mechanics in Reactor Technology (SMiRT),Vol. II, 0, p.491 - 496, 1995/00
表面破壊と内部破壊の破壊モードを考慮した競合リスク理論に基づく黒鉛材料の破壊特性評価モデルを開発した。評価モデルでは、いわゆるWeakest Link Theoryの考え方を取り入れ、強度分布にワイブル分布を採用している。また、表面破壊の支配的な領域として黒鉛材料の最大粒径の体積を考慮した。評価モデルで用いる入力データは、表面破壊と内部破壊の生じ易いと考えられる引張強度試験の結果より定めた。HTTR用炉心支持黒鉛(PGX黒鉛)に対する4点曲げ試験及び炉心支持黒鉛構造物を模擬した1/4スケール部分モデルの破壊試験を実施し、本評価モデルの妥当性を明らかにした。